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現代の教育問題の解決を困難にしている複雑さ

現代の子ども達を取り巻く教育問題は複雑な様相を呈しています。
一昔前なら、日常生活における挨拶などの素行は家庭内の親による躾の問題、計画性や目標達成など個人の能力に関する事柄は学校での教師の指導の問題という具合に、比較的明確に区別することができました。
しかし、現代において子どもに関して問題とされる事柄には、引きこもりや不登校、さらにはうつ病や精神疾患といったような、学校と家庭のどちらに問題があるかはっきり決められないものが増えて来ています。
加えて、こうした諸問題に対する解決法が多様化したことも、教育問題を複雑にしています。
その主な原因がインターネットの普及です。
子どもを取り巻く精神的な問題などは、本来は専門家でなければ判断できないところ、下手にインターネットなどでさまざまな考察や解決アプローチが閲覧できてしまうため、素人の生兵法を生み出してしまいます。
さらに、子どもがSNSなどを通じて知り合った人物の影響を受け、精神的な病にかかるケースもあります。
従来であれば、学校を含む地域社会にのみあった問題の源が、目に見えないネットに潜んでいる可能性もあり、問題解決までのアプローチは複雑さを極めています。

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